LIFE実験記

日々の試行錯誤、トライ&エラーを通して成長中

からっぽの自分から出るのはな〜んだ!

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なにもしなくていいんだよ。ゆっくり休んでいいんだよ。

やんばるでの生活もあと3日で終わる。ここでの生活はゆったり暮らすというのがベースにある。世間でいう花金もなければ、週末の休日もない。その代わり、安息日をもうけている。それは満月と新月の日。その日だけは何も仕事をせず精神を休め、毎日、消化に精出す身体を休めるために断食をする。人の身体は月の周期と連動している。自然のリズムに沿った生き方をしようと行き着いた暮らしの在り方。

そして昨日は満月だった。その安息日だった。

とりたて決まりは無いけれど、外出はせず、あまり話さず、それぞれがそれぞれの安息を過ごす。なにもしなくて良くて、ゆっくり休んでいいのだ。

いつもは5時には起きて、ストレッチして6時からは作業や掃除を始めるのだけど、寝れるだけ寝てみた。やっぱり、リズムってすごくて頑張っても7時には起きた。寝ているテントを朝日が包み込む。起きる時間だよ〜と教えてくれる。鳥は唄を歌い、虫は身体を楽器に音楽を奏でる。どれもが一日の始まりを告げる合図。心地良い。

起きてストレッチをして想う。

今日はなにをしようか。あ、なにもしなくていいんだ。

なにもしないってどうすればいいんだ?ん〜〜。困った。断食だしな〜。映画みよッと。

結局、映画2本と本1冊を観たり、読んだりした。

全然なにもしてなくない!でも、それはそれで良し。

 

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自分の物語を直視できるだろうか

今回の安息する日でわかったのは、「動かずにはいれない」ということだ。ごはんを食べること、仕事をすること、何かをすることで隠れていた自分が、なにもせず、食べもせずの環境に置くと出てくる。病気を経験した中で食事制限をしていた自分は、ダメだ!というと強烈にそのダメを意識する。断食はまさにその集大成。食べなかったら大丈夫だろうか。という無意識の叫びは身体の痛みとなって現れた。もちろん1日食を抜いたくらいで死なない。なんてことない。過去の様々な物語が押し寄せる。そうだ。その物語と向き合いたくなくて、動かずにはいれなかった。物語とは感情だ。成長した今なら、あの時のあの自分を理解して解き放つことができると思える。

 

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慰霊の日にて、祈る

沖縄には6月23日、慰霊の日という終戦記念日がある。沖縄出身の僕には毎年、巡ってくるその日に形だけは黙祷を捧げてみても、心からの想いがこもっていなかった。というのを今回、実感した。

(ここからの話は賛否両論あると思いますが、実体験をそのまま綴ってみます。)

その一日は、身体が重かった。敏感なメンバーそれぞれがそれぞれの感性で慰霊の日を感じていた。外出から帰ってみると仲間の一人がしんどそうにして、寝っ転がっていた(そういう事は少なくない)ので声をかける。身体を触ってみる。器の大きなその人は戦争で亡くなっていったたくさんの御霊を引き受けていた。彼らを引き止めていたのは、想い、感情だ。自分が生きたことは無駄だったんじゃないか。無意味な死に方をしたんじゃないか。戦争を生き抜いた人が感じるのは罪悪感だったりする。僕はおじぃの罪悪感を感じた。

今、こうして生きている自分にできることはなんだろうか。

自然と口から言葉が流れ出る。

苦しかったですよね〜。あなた達の死は無駄じゃないですよ〜。感謝していますよ〜。あなた方のおかげで命の大切さ、ぬちどぅ宝を教えてもらいました。ありがとうございます。ありがとうございます。

生き延びていただいた方々、あなた達が生き抜いてくれたおかげでぼくは生きています。生きていてくれてありがとうございます。命をつないでくれてありがとうございます。

 

感謝の言葉を送るたびに上へ、上へ、と還っていかれる方々の歓びが身体を通る。それとともに溢れようとする涙があった。これはぼくの涙か。彼らの涙か。

いつの間にか身体は軽くなり熱を帯びていた。

 

生きている僕らにできることはなんだろうか。

過去の大変を受け継ぐことなのだろうか。違う気がする。

きっと、過去から学び、感謝し活かすことだ。それが誰かを生かすことに繋がる気がしている。そして、それにはまずあなた自身が幸せであることだ。湧き溢れる笑顔が、あなたの中の平和が一番の世界平和に繋がる。

この日を迎える度に、その理解は深まって行くのだろう。

 

祈りとは感謝だった。

貢献とは湧き溢れる笑顔だった。

 

その愛を、同じように自分に向けているだろうか。

 

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からっぽになった自分から出るのはなんだ

最近は、情緒について想いを巡らしている。情緒の不安定な原因を調べてみると、幼いころに満たされなかった想いから引き起こるようだ。ぼくは情緒が不安定な時がある。そんな時、自分を観察してみると、幼い幼いふくれっ面の自分が出てくる。甘えん坊な自分だ。ちいさなことで駄々をこねる自分だ。幼子なりに考えて動いてダメだと思って諦めた自分だ。大人になった今、できることはそんな自分の些細で取るに足らないと思ってしまいそうなその感情を理解し、その中の勇気や学びに光を当てること。満たされなかった想いを自ら満たす。現在のホントに小さな出来事がキッカケとなり、過去のドラマが顔を出すだけだ。

恥ずかしさからは、もう突き抜けそうだ。自分を大切にするんだ。情緒の安定が、自分の人生を創っていく。せっかく生きるなら、笑顔に彩られた人生にしたいじゃないか。

 

 

さぁ〜〜〜!やるよ〜ッ!

 

ひやみかちッ!!!!🌈🌈🌈🌈

 

(沖縄方言:えいやっ!と起き上がる/気合だ〜!)

 

 

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