ひとつでも形に/スタートを切る
初めて刺身までさばいたガーラ!
やんばる暮らしで大工になる
実家を離れ、自然の中の生活に入ってもう1年になる。(といっても何も不自由はない)
初めての体験を数え切れない程させてもらっていて、2018年に入ってからはずっと古民家をリフォームしている。仲間の一人が民宿を始めると決めたのでモノ作りが好きな僕は前のめりで大工になった。
工具一式は焼き物の手伝いで使いこなしていたが、大工はしてこなかった。
自分に見せてあげる(最初のOne Step)
初めて取り組むことには基本的にパニックになる自分がいる。わからないということが怖いと結びつくことが多い。
だから、ひとつひとつ心と頭を整理して形にしていく。
一度でもやってしまえば、流れがわかり自信がついた。
面倒だと思っていたセメントをこねてブロックを立てる事でさえも、『さぁ、やろっか♪』くらいの軽やかな気持ちでできるようになった。
ひたすら一人で窓を作り続けたりもした。
スタッフ部屋は完全手作りでゼロから作るという実験・挑戦をしている。
今日はトイレと風呂を仕切るドア&壁作りに取り掛かったのだけれど、頭だけで考えている段階は混乱があった。
ひとつの木材をコンクリの壁に打ち込み、それを見て。
あ、できた。と思えた。混乱はなくなり、不安はなくなり、流れるように作業ができるようになった。
見える形にして「自分に」見せてあげることの大切さを知った。
そして、それはひとつでもいいと理解した。
失敗したらしたで、笑いとばしゃいいのだ。始めたばかりの頃の木材には意味不明のところにドリルで穴が開いていたりする。笑って埋め合わせた。
行為を通して自分を理解する
「まぁいっか♪」の積み重ねは大工仕事では後から仕事を複雑にしていく。
大工の若葉マークのついた僕は長引いていく作業中、疑問に思う。
なんでこんなにも僕は窓を作っているんだろう?
窓はひとつではなく8個あった。それぞれ窓枠に溝を掘るところから始まる。
やっていることを通して自分を知る。
それがやんばるでの生活を通して学んだことのひとつ。
理解したのは、自分の閉じてきた心の窓を開けたかったのだ。
(こう、文章にしてみるとすごくこじ付けに見えるw)
ぼくは、アスペルガー症候群で自閉的な傾向もある。(いつか説明します⭐️)
窓を作っている最中、様々な記憶が蘇ってきた。
そのひとつひとつを眺めて、過去のものとして流していく。
自閉してきたことを開けたかった。自分に対しての自閉。
ぼくの車の運転席の窓。
1年ほど、どうやっても開かなくなっていた。ビクともしない。
仲間の一人が会話してごらんよ〜普通に開くよ?という。
ある日、いつもの大工仕事に向う途中、車に意識を向けて話してみた。
すると、開いた。
ぼくの口も開いた。車を理解できた。
[窓づくりをしたぼくが車の窓も開けたはなし]
それから数ヶ月たった今、
また開かない。笑
なんでかね〜
そろそろ普通に修理に出そうかな。笑
民宿をはじめる!と決めてくれた仲間
半年間、リフォームをしてきてその途中経過をブログに綴ってくれた。
民宿 「Family(や〜にんじゅ) ゆい」のオーナーのゆりさん
本当に素敵な人。尊敬してやまない人。
ぜひ読んでみて下さい。
やんばる出ます!さらば森の中、山の上生活
あっと言う間に、一年。
やんばるでの生活から飛び出して次に向かいます。
その次どーするのか!はまた書きま〜す。
近々、やんばるの生活で学んだことをまとめようかと思います。(できるのか?)
ここで学んだことが広く深すぎて。。。笑
⭐️最近のマイブームはアベンジャーズをみることっ!ドクターストレンジかっけぇぇ
きよひとでした^_^